2017年01月
2017年01月16日
ポルトガルのカフェオレボウル
フォルミガ工房のカフェオレボウルが入荷しております。
新柄 『コスタ・ノヴァ』
アヴェイロ近郊のコスタ・ノヴァのビーチに並ぶストライプハウスをイメージした
小ぶりのボウルです。
ステンシルで染付されています。
販売はコチラ
ポルトガル陶器と民芸
アンドリーニャ
2017年01月04日
グアルダの毛布
明けましておめでとうございます。
今年は、以前から温めていたいくつかの計画が、
今回もいろいろな方の力をお借りしながら実行に移すことができそうです。
アンドリーニャならではの、面白い企画をお楽しみに♪
今年初めての記事は、昨年手に入れたグアルダの毛布について...。
ポルトガルの毛布は、マンテイガスのエコラ、モンサラーシュのミゼッテに続いて、グアルダの毛布で3種類目。
ポルトガル中部のグアルダで作られているこの毛布の特徴は、毛足の長~い起毛仕上げで、赤や青、緑といった色柄が水彩画のように滲んで見えるのが美しいです。
我が家ではソファの上に置き、膝にかけたり、くるまってテレビを見たりしています。
少々重いですが、ポルトガルの毛布らしいワイルドなもしゃっとした手触りで、とぉっても温かい。
温かさで言えば、エコラの毛布より上でしょう。
ただ、この毛布、ものすご~く、毛が抜ける。
使ってみて本当にビックリしました。
毎日掃除機をかけても、いつの間にか部屋の隅に抜けた毛が吹き寄せられています。
私の家の床はシート貼りなので掃除はわりと楽ですが、絨毯敷きだったら相当大変だったかも。
毛布を膝にかけながら、どうしてグアルダの人はこんなに毛の抜ける毛布を作ったのかなあ、と、いろいろ考えてみました。
エコラにしろミゼッテにしろ、こうした毛布は羊飼いが野や山へ持ち歩いたもの。
起毛仕上げの織物は空気を保つので寒い山でも保温性が高く、長い毛足は雨や霧などの水分が生地の裏まで浸透するのを防いだのかもしれません。抜けやすい毛も、外歩きをするぶんには問題ないでしょう。
家の中で使うにしろ、昔の庶民の小さな家なら簡単な掃き掃除で済んだだろうし...。
...と、こんなふうに、物を通して、その物が作られた背景を探るのがとても楽しいです。
毎日毎日抜ける毛に
「いったい、いつになったら(この毛は)落ち着くんだい?」
と、ケ氏に聞かれたりするのですが、どうだろ~???
数年はかかりそうですが、以前、グアルダの毛布らしい、相当使い込んだ織物を持ったおばあさんの古い写真を見たことがあり、それくらい、毛玉ができるくらい(できるのかなあ?)、使うことが出来たら素敵だなあと思っています。
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